「初心者に向いているのはどんなジム?」
「ジムのルールがわからなくて怖い」
「マシンの使い方がわからないけど大丈夫?」
初心者のあなたはこんなことを思っていませんか?勢いでジムに入会したけれど、周りは常連ばかりで辛い。
こんな状況を想像すると、ジムに入会するのも気が引けてしまいますよね。
しかし、トレーナーやスタッフのいるジムを選べば初心者でも心強いです。
他の利用者にどう見られているか気になって、トレーニングに身が入らないと心配している人もご安心ください。
こちらでは初心者がジムに通うべき理由やジムの種類を解説します。
ジム選びのコツや知っておきたいルールやマナーについてもお伝えしますので、ぜひジムデビューの参考にしてみてください。
初心者こそジムに通うべき理由
運動に適した環境に身を置くことで、集中してトレーニングに取り組めます。ジムには自宅で用意できない専用のマシンが充実しており、狙った筋肉をピンポイントで鍛えられるのが魅力です。
自宅でトレーニングしていると自分に甘くなり、予定通りに進まないことがあります。
ジムでは全員が運動している状況です。他人の姿を見て自分を奮い立たせられるので、本気で取り組みたい人には最適な環境でしょう。
どのようなトレーニングをやればいいのか、初心者なら解らなくて当然です。ジムによってはトレーナーやスタッフに相談できるので、初心者こそジムで基礎を覚えましょう。
初心者が間違えないジム選び!ジムの種類4つ
ジムはトレーニングをするための施設なので、筋トレだけならどんなジムでも取り組めます。しかし、基礎から覚えたい初心者にとって、ジム選びは重要です。こちらでは代表的なジムの種類を4つにまとめました。
- 総合型フィットネスクラブ
- パーソナルトレーニングジム
- 無人ジム・24時間営業のマシンジム
- 公営ジム
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 総合型フィットネスクラブ
ジムと言うと、総合型フィットネスクラブを想像する人が多いでしょう。民間企業が運営している大規模なジムで、充実した施設が魅力です。
トレーニングエリアが広く、マシンの種類やトレーニング器具が豊富に準備されています。追加料金でトレーナーをつけられるジムもありますし、器具の使い方はスタッフに聞けるので安心です。
場所によってはダンスやヨガなどのレッスンを行えるスタジオがあり、日替わりで様々なプログラムが行われています。
プールやシャワールームなど、トレーニングエリア以外の施設もゆったり使え、快適なジム生活を送れるでしょう。
2. パーソナルトレーニングジム
基礎を習得したい初心者には一番おすすめのジムです。パーソナルトレーナーが1対1で筋トレを教えてくれるので、基礎がしっかり身につきます。
初心者の場合は自己流で筋トレしても、どの筋肉に効いているか分からないことがあるでしょう。パーソナルトレーニングジムでは、自分に合った筋トレのメニューを組んでもらえます。
マシンや器具を使った筋トレでは、以下のような設定が大切です。
- 椅子の高さ
- グリップの位置
- 重さの設定
- 正しいフォームや動作
これらをプロに教われば効かせたい筋肉にアプローチでき、高い効果が得られるでしょう。トレーナーのアドバイスで自分の弱いところを強化できたり、食事や生活習慣へのアドバイスをもらえたりするのも魅力です。
しかし、価格は紹介する4つの中で最も高額です。予約制で1回1時間が目安。週2回通うとしても、金銭的な負担は感じるかもしれません。
基礎を覚えたら、総合型フィットネスクラブに切り替えるのも良いでしょう。
3. 無人ジム・24時間営業のマシンジム
無人ジム・24時間営業のマシンジムは、初心者が避けるべきジムです。全ての店舗が使えるなど利便性に特化。24時間やっていたり、会費が安かったり、メリットは多いです。
しかし、マシンの使い方を教えてくれるスタッフやトレーナーがいないのは、初心者にとっては不便です。初心者が自己流で筋トレしてしまうと、ケガのリスクが高まります。
無人ジム・24時間営業のマシンジムは、筋トレに慣れている上級者向けと言えるでしょう。
4. 公営ジム
公営ジムは市区町村で運営される住民向けのジムです。1回ごとに利用料を支払うシステムで、入会金や月会費は必要ありません。公営のためリーズナブルに利用でき、1回の料金は数百円のところが多いです。
公営ジムは無人ジムと同じく、初心者に向いているとは言えません。自治体によって差が大きく、場所によっては設備が古かったり、トレーナーがいなかったりするからです。
ただし、高額なパーソナルトレーニングジムと併用して使う選択肢は良いでしょう。パーソナルトレーニングジムで教えてもらったことを公営ジムで練習すれば、リーズナブルに効率良く筋トレできます。
継続がキモ!初心者がジムを選ぶコツ3つ
ジム通いで最も大切なことは、継続することです。負荷の高いトレーニングで鍛えても、継続できなければ意味がありません。
こちらでは継続を第一に考え、初心者がジムを選ぶときのコツを3つにまとめました。
- 場所で選ぶ
- 生活スタイルで選ぶ
- 見学や体験を利用する
ジムを選ぶときの参考にしてみてください。
1. 場所で選ぶ
ジムを選ぶときは、自宅か職場に近い場所を選びましょう。どちらにも近くない場所を選んでしまうと、行かなくなる可能性が高いです。
わざわざ電車やバスに乗って行く場所だと、会費以外に交通費などの出費がかかるでしょう。
会員ならどこの店舗でも利用できる利便性の高いジムもあります。
そのようなジムを選べば、平日と休日で行く場所を使い分けできるでしょう。
まずは自宅や職場の近くにあるジムを調べてみてください。
2. 生活スタイルで選ぶ
自分の生活の中で、ジムに通う時間をどこに設定すれば習慣化できるか考えましょう。
ジムの営業時間が自分の生活スタイルに合っているかも、見るべきポイントです。
ジムによりますが、会員の種類はだいたい以下の4つに分類されます。
会員の種類 | 使える時間 |
フルタイム | 営業時間内なら いつでも |
デイタイム | 平日の昼間のみ 営業開始~19:00頃 |
ナイトタイム | 平日の夜間のみ 19:00頃~営業終了 |
ウィークエンド (ホリデー) |
土日祝のみ使える (1か月の使用回数が決まっているジムがある) |
フルタイム会員は金額が一番高く、他の会員は時間が限られる分、少し安く利用できます。
週2~3日通うならフルタイム会員がお得です。平日休みの人はデイタイムの会員の方が安く通えます。
平日は忙しく、週末しか行けないならウィークエンド会員の方が良いでしょう。
ジムに通っている途中で生活スタイルが変わったときは、会員の種類を変更してもらえます。
3. 見学や体験を利用する
気に入ったジムを見つけても急いで入会せず、まずは見学や体験を利用してみましょう。
できれば体験入会してみると、トレーニングエリアの雰囲気だけでなく、ロッカーやシャワールームの様子を把握できます。
見学や体験を利用するときに確認したいのは、以下のようなポイントです。
- 混雑状況
- 清潔感
- 年齢層
- スタッフの対応
- タオルやウェアのレンタル
- 有料プライベートロッカーの空き状況
ジムが混雑している時間は、マシンが順番待ちになることがあります。自分が行きやすい時間の混雑状況を確認しておくと良いでしょう。
入会してから雰囲気が合わないと感じても、月会費だとすぐに辞められないことが多いです。
辞めるまでに余計なお金がかかってしまうので、入会前にしっかり自分の目で確認しておきましょう。
初心者が知っておきたいジムのルールやマナー4つ
ジムのルールやマナーが気になって、入会をためらう人もいるでしょう。
ジムごとに細かい違いはあるものの、基本的に公共の場に適用されるルールと同じです。こちらでは一般的なものを4つにまとめました。
- マシンを占有しない
- 公共の場であることを忘れない
- 挨拶されたら返す
- 体調が悪いときは休む
ルールやマナーを守って、気持ちよくジムを利用しましょう。
1. マシンを占有しない
ジムのマシンや器具は会員で共有して使うものです。占有しないように気をつけましょう。1回の使用は5~10分ほどで切り上げるよう心がけます。
ダンベルやバーベルなどの器具は、使い終わったら元の場所に片付けてください。
マシンについた汗は備え付けのタオルで拭きとり、ピンの位置・シートの高さ・背もたれの角度は最初の位置に戻しましょう。
マシンのシートに物を乗せて場所を取ったり、シートに座ってスマホを見たりするのは控えます。
2. 公共の場であることを忘れない
ジムは様々な人が利用する場所です。大声で騒いだり、立ち話で通り道を塞いだりするのはマナー違反です。
マシンのトレーニングで熱が入り、大きな声を出すのも控えましょう。
スマートフォンの扱いには特に注意が必要です。歩きスマホや通話はもちろん、写真撮影が禁止されているジムもあるので、事前にルールを確認しておきましょう。
トレーニングエリアは、フォームを確認するための鏡が多く設置されています。
そのため、自撮りを撮影すると他の人が鏡越しに映り込みやすいのです。ロッカーで携帯の使用が禁止されているジムもあるので注意しましょう。
マナーやルールを守らないと、スタッフや常連の会員に注意を受けることがあります。
独自のルールを決めているジムもあるので、入会時に確認しておきましょう。
3. 挨拶されたら返す
会員同士で挨拶するのが習慣になっているジムもあるので、挨拶されたら返すのがマナーです。
イヤホンをしていると声をかけられにくいので、苦手な人は活用してみてください。
ジムでは長年通っている会員同士でコミュニティができていることが多いです。特に昼間の会員にできやすい傾向があります。
交流を楽しめれば継続のモチベーションは上がりますが、興味がなければトレーニングに打ち込みましょう。無理にコミュニティに入る必要はありません。
4. 体調が悪いときは休む
ジム通いが習慣化してくると、体調が悪くてもジムに行こうとしてしまいます。
このくらいなら大丈夫と思っても、トレーニング中に体調が悪化することがあるので注意しましょう。低血糖や軽い熱中症はよくある症状です。
トレーニング中の体調不良は、周りの人やスタッフに迷惑をかけてしまいます。
トレーナーやスタッフに声をかけられる前に自己判断で運動を中止しましょう。
初心者がジムに通う前に準備したいもの3選
ジムに入会したら、トレーニングに必要なものを準備します。ジムによってはレンタル可能ですが、自分の気に入ったアイテムを身につけた方が動きやすく気分も上がります。
ジムに通う前に準備したいものは以下の3つです。
- トレーニングウェア
- 屋内用シューズ
- アンダーウェアや下着
準備する前に参考にしてみてください。
1. トレーニングウェア
初心者にはTシャツ・ショートパンツ・レギンスの組み合わせがおすすめです。
ショートパンツは膝の曲げ伸ばしがしやすく、トレーニングに最適とはいえ、足をだすことに抵抗がある人もいるでしょう。
レギンスを履くことで肌の露出が抑えられ、器具に足が当たったときに傷つくのを防いでくれます。
血行促進や疲労を和らげる効果が期待できるレギンスも販売されているので、気になる人は探してみてください。
デザインがおしゃれでも、トレーニング中に動きにくいとストレスを感じます。
ウェアは伸縮性や速乾性に優れた素材を選ぶと快適です。ジーンズや極端に露出の高い服装は避けましょう。
カラフルなウェアも良いですが、最初はモノトーンで組み合わせておくと、後から買い足したときにコーディネートがしやすいです。
2. 屋内用シューズ
ジムでトレーニングするときは、屋内用シューズを着用します。選ぶのはファッションスニーカーではなく、スポーツ用のシューズです。
ジムによっては床と相性が悪い靴底のシューズを禁止するなど、規定を設けている場合があるので入会時に確認しましょう。
シューズは靴底が厚めでクッション性の高いものを選びます。クッション性が高いと、膝への負担が軽減されるからです。購入する際は試着してサイズが合ったものを選びましょう。
ジムではサンダルやスリッパの着用は避けてください。マシンや器具で足をケガする危険があるので、リスクを避けるためにも屋内用シューズを着用しましょう。
3. アンダーウェアや下着
アンダーウェアとは、ウェアの下に着る伸縮性の高いインナーのことです。吸水性や速乾性に優れ、トレーニング中に筋肉をサポートしてくれるので、翌日の筋肉痛を和らげる効果が期待できます。
慣れないうちは着心地に違和感がある人もいるでしょう。しかし汗を吸って放出してくれるので、慣れると積極的に着用したくなります。
通気性の良い夏用と、保温性に優れた冬用が販売されているので、季節ごとに使い分けてください。
女性はトレーニング前にスポーツブラへ着替えましょう。
通常のブラジャーだと運動するたびにずれてワイヤーが皮膚を傷つけたり、胸の形が崩れる原因になったりします。動きやすく疲れにくいスポーツブラは、運動に最適です。
他の便利なアイテムについては初心者でも安心!ジムで必要な持ち物を目的別に詳しく解説で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
初心者がジムでトレーニングするときの進め方4ステップ
ジムに通う初日に、トレーニングの進め方が頭に入っていると安心できます。こちらでは基本的な進め方を4ステップにまとめました。
- ウォーミングアップ
- トレーニングメニューを活用する
- マシンを使う
- クールダウン
ひとつずつ確認していきましょう。
1. ウォーミングアップ
トレーニングの前に、まずはウォーミングアップで体を温めます。まずはストレッチで体を伸ばしましょう。
ストレッチの後はウォーキングやエアロバイクを使い、軽い有酸素運動で5分ほど体を温めます。
体が温まったところで、筋トレ系のマシンを軽めの重量に設定し、動きを確認しましょう。
ウォーミングアップの後に筋トレすることで、ケガの防止に繋がります。
2. トレーニングメニューを活用する
総合型フィットネスクラブの場合は、目的ごとにトレーニングメニューが用意されています。
初心者はトレーニングメニューを参考に進めるのが良いでしょう。どのメニューをやったらいいのかわからない場合は、スタッフに聞くと親切に教えてくれます。
慣れてきたらオリジナルのメニューでトレーニングしたり、中級者のメニューに挑戦したりするのも良いでしょう。
ステップアップしたいことをスタッフに相談すれば、要望にあったトレーニングメニューを紹介してもらえます。
ジムによっては個人向けのインストラクターを有料で頼めるので、ひとりでトレーニングする自信のない人はお願いしてしまいましょう。
パーソナルジムなら、トレーナーがトレーニングメニューを考えてくれるので安心です。
3. マシンを使う
初心者だとジムのマシンは難しいイメージがあるかもしれません。
しかしマシンは使い方さえ覚えてしまえば、初心者でも安全で効率的なトレーニングができる優れものです。
初心者が利用したいマシンは以下の筋トレ系と有酸素系の2種類です。代表的なマシンの名前と合わせて実施時間を以下の表にまとめました。
マシンの種類 | マシンの名前 | 実施時間 |
筋トレ系 | ・ラットプルダウン(背中) ・ロウイング(背中) ・ショルダープレス(肩) ・チェストプレス(胸) ・アブドミナル(お腹) ・トーソローテーション(脇腹) ・レッグプレス(下半身) ・レッグカール(裏もも) ・ヒップアダクション(内もも) |
10~20回程度を 2~3セット |
有酸素運動系 | ・トレッドミル(ランニングマシン) ・エアロバイク(エアロサイクル) ・クロストレーナー |
20~30分 |
マシンはフリーウエイトより正しいポジションを取りやすく、狙った筋肉を的確に鍛えられます。
重量・シートの高さ・背もたれなどのポジションは自分に合わせて調整してください。マシンによってセッティングの方法が違うので、使い方が分からなければスタッフに聞きましょう。
正しい姿勢でトレーニングすれば、筋トレの効果が高まります。
筋トレ後に有酸素運動を行うと脂肪の消費率が高まり、ダイエットに効果的です。
4. クールダウン
トレーニングの最後にクールダウンを行うことで、体を徐々に休息状態へと移行させます。
有酸素運動の終わりにランニングマシンやバイクマシンの速度を落とし、5分ほどゆっくりウォーキングを行いましょう。
息が整ったら、ストレッチエリアに移動して体をほぐします。ストレッチを念入りにすることで翌日に疲れが残りにくく、筋肉痛も軽くなるでしょう。
初心者でも怖くない!ジムを楽しんでステップアップ
毎日ジムにいる常連の会員も、最初は初心者でした。初心者でも自分だけ浮いていると心配する必要はありません。
みんな会費を払ってトレーニングしに来ているので、自分のことに集中しているからです。ルールやマナーを守れば文句を言う人は誰もいません。
分からないことはスタッフやトレーナーに聞きながら、少しずつステップアップしていきましょう。
1か月ほどジム通いを続ければ、あなたも立派な常連の会員です。
習慣化して継続すれば結果はついてきます。準備を整えて充実したジムライフを楽しんでくださいね。
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