「ジムに通うのは週何回がベストなの?」
「筋トレとダイエット、目的が違うと週何回ジムに通うか変わる?」
週何回ジムに通うのが理想なのか経験者に聞いてみると、週1日の人もいれば毎日通っている人もいます。
自分にとって週何回トレーニングするのがベストなのか、悩んでしまいますよね。
生活スタイルによっては日数が増やせない人もいるでしょう。初心者なら体力的な心配もあります。
こちらでは日数別のトレーニングや1日の滞在時間を検証。
各部位ごとの筋トレも紹介します。自分にとって週何回がベストな日数なのか、考えるきっかけにしてみてください。
ジムは週何回でもOK!目標や目的によって変わる
ジムに週何回通うかは、目標や目的によって変わります。男女の違いはないものの、年齢や環境によってトレーニングに費やせる時間は違ってくるでしょう。
理想の回数に決まりはなく、ベストな回数は自分で決めます。
運動で大切なのは無理して頑張るより、習慣化して継続することです。
目標が高すぎたり、達成までの時間を短く設定したりすると、挫折の要因になってしまいます。
最初から負荷の高い筋トレで追い込まず、無理のない日数とトレーニング内容で運動を習慣化していきましょう。
週何回でもジムに通えば利点はあります。自分の生活や体力と照らし合わせて、ベストな日数を考えてみてください。
ジムに週何回通うか決める!日数別3つのパターンで検証
1週間のうち何日通えるかによって、目的や向いている人が変わってきます。こちらでは、日数別に3つのパターンにわけてまとめました。
- 週3日
- 週4日
- 週6日
それぞれ確認していきましょう。
1. 週3日
筋トレが目的なら、効果的なのは週3回のトレーニングです。筋トレと有酸素運動を2:1の割合で行いましょう。
筋トレで傷ついた筋肉は、回復に2~3日かかります。休息を2日取れる週3日のトレーニングは、体にとってちょうど良い日数です。
1日で全身を鍛えても良いですし、体を3つの部位(腕と肩・上半身・下半身)に分ければ、全身を一週間かけて鍛えられます。
週3日は、運動習慣のない初心者が負担なく継続できる日数でしょう。
2. 週4日
目的がダイエットなら、週4回のペースでジムに通うと効果的です。
ダイエットが目的でも筋トレはしっかり行いましょう。筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、太りにくい体作りに繋がるからです。
筋トレ後に有酸素運動を行うことで、脂肪の燃焼効率が高まります。筋トレも有酸素運動もバランスよく行いましょう。
週4日トレーニングしていれば、食事制限はゆるやかに進められます。
きついと感じたらご褒美を設けるなど工夫をしながら、継続していきましょう。
週3日は休みを取れるので、筋肉への負担が少ないです。
時間が無いときや筋肉痛が残っているときは、有酸素運動だけでも効果は期待できます。
3. 週6日
運動に慣れてもっと鍛えたい気持ちが芽生えたら、週6日+休息1日でトレーニングメニューを組んでも良いでしょう。
週6日トレーニングする場合は、日によって鍛える部位を変えます。
同じ部位を毎日鍛えると、筋肉の回復する時間が足りなくなるからです。
背中・胸・下半身など、大きい筋肉は分けて筋トレのスケジュールを組み、週3~4日のときより回数を減らして行います。
週6日ジムに通う利点は、1回の滞在が短時間で済むことです。1日の滞在時間を長く取れない人には向いているでしょう。
週に1~2回しかジムに行けないときの対処法3つ
週1~2回しかジムに通えなくても問題ありません。工夫しながらトレーニングに取り組んでいきましょう。
こちらでは対処法を3つにまとめました。
- 1日のトレーニング量を増やす
- 自宅でトレーニングする
- 食事を調整する
ひとつずつ確認していきましょう。
1. 1日のトレーニング量を増やす
週何回も通えない分、1日の運動量を増やしましょう。運動量が増えれば日数を補えます。
ジムではウォーミングアップ後に全身の筋トレを行い、ダイエット目的の場合は有酸素運動も追加しましょう。
週1~2日では、集中的にトレーニングするため体力を消耗しやすく、習慣化しにくいという側面があります。
しかし全く運動しない人と比べれば、確実に成長できるでしょう。週3日以上のペースで通うより成長速度は遅くなるものの、週1でも運動を続けることが大切です。
2. 自宅でトレーニングする
ジムに通うのが週1~2日だと、運動の習慣化は難しい場合があります。
ジムに行かない日は自宅で自重トレーニングを取り入れ、習慣化できるよう心がけましょう。
自重トレーニングでも十分効果があり、ジムに行けない日に取り組めば体力を補ってくれます。
ジムのスタッフやトレーナーにおすすめの自重トレーニングを聞いてみるのも良いでしょう。
急な用事や残業でジムに行けなくなっても、自宅でやれる運動の習慣がついていれば、気持ち的に安心です。
3. 食事を調整する
トレーニングの効果を高めるため、筋肥大目的の場合は、摂取カロリーを多くします。
ダイエットの場合は、消費カロリーのほうが多い状態を目指しましょう。
ただしタンパク質・ビタミン・ミネラルが不足しないよう気をつけます。必要な栄養素が取れないと、筋肉は育ちません。
お菓子や揚げ物など高カロリーな食べ物は控え、野菜やタンパク質中心の食事を心がけます。
タンパク質が豊富な食材は、卵・魚・肉・大豆製品などです。
運動している大人の男女なら、1日に必要なタンパク質量は体重1kg当たり1.5gほど。
食べ物だけで摂取するのが難しいときは、プロテインを活用するのも賢い方法です。
なお、ダイエットのカロリー調整についてはダイエットはカロリー調整が成功の鍵!摂取量別のメニューも紹介で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
週何回かで変わる!理想の滞在時間は1日2時間まで
ジムに通う頻度が週3~4日なら、1日のトレーニングは1~2時間が最適です。長時間の運動は、ケガや体調不良を引き起こす要因になります。
筋肉痛が強くなると回復まで時間がかかり、次のトレーニングに影響を及ぼすでしょう。
短時間で集中した方が、正しいフォームが保たれて効率良く鍛えられます。
例えば週3~4日なら、一日のスケジュールは以下のようになります。
- ウォーミングアップ10分
- 筋トレ20~30分
- 有酸素運動30~40分
- クールダウン10分
週6日通うなら筋トレする部位を日割りで分け、1回の滞在時間が30分~1時間になるよう調整しましょう。
週何回かで調整!ジムで行う筋トレを3つの部位に分けて紹介
筋トレを部位ごとに分けて考えると、日によって鍛える場所を変えられます。こちらでは各部位の筋トレを以下の3つに分けてまとめました。
- 腕・肩を鍛える筋トレ
- 上半身を鍛える筋トレ
- 下半身を鍛える筋トレ
筋トレは休憩を30秒ほど挟みながら、各部位10~20回ほど実施しましょう。
1. 腕・肩を鍛える筋トレ
マシンでトレーニングする場合は、チェストプレスやショルダープレスを使います。
自重トレーニングは、腕立て伏せの基本であるノーマルプッシュアップや、後方の椅子に手をついて行うリバースプッシュアップが効果的です。
首から肩甲骨にかけて広がる僧帽筋を鍛えることで、猫背が改善されて姿勢が良くなります。四十肩の予防になり、肩こり改善の効果も期待できます。
肩と腕は同時に鍛えられるトレーニングが多いので、二の腕と一緒に引き締めていきましょう。
2. 上半身を鍛える筋トレ
上半身のトレーニングは以下の表にまとめました。
体の部位 | マシン名 | 自重トレーニング |
胸 | ・チェストプレス | ・ノーマルプッシュアップ |
お腹 | ・アブドミナル ・トーソローテーション |
・クランチ ・ニーレイズ |
背中 | ・シーテッドロウ ・ラットプルダウン |
・リバーススノーエンジェル |
週6日でトレーニングする場合には、胸と背中を鍛える日を分けましょう。腹筋は筋肉が小さいので、毎日鍛えても問題ありません。
腹斜筋・腹横筋を鍛えると、美しいボディラインやくびれが現れます。大胸筋は胸部に張りがでて、バストアップ効果が期待できるでしょう。
背中を鍛えると後ろ姿や立ち姿が美しくなり、洋服をきれいに着こなせます。
3. 下半身を鍛える筋トレ
下半身のトレーニングは以下の表にまとめました。
体の部位 | マシン名 | 自重トレーニング |
お尻 | ・レッグプレス | ・ヒップリフト ・ランジ |
太もも | ・レッグプレス ・ヒップアダクション |
・スクワット ・ランジ |
ふくらはぎ | ・カーフレイズ (マシン) |
・カーフレイズ |
1つのマシンで複数の筋肉を鍛えられるので、下半身を一気に鍛えていきましょう。
下半身には太もも・お尻・ふくらはぎなど、大きな筋肉が集中しています。継続して鍛えると基礎代謝アップが期待できるでしょう。
体が疲れにくくなり、日常生活でフットワーク軽く動けるようになりますよ。
ジムに通うときの注意点4つ
運動を継続させるため、無理をしないようにしましょう。ジムに通うときの注意点を以下の4つにまとめました。
- 強い筋肉痛のときは休む
- 空腹で運動しない
- スケジュールを確認する
- 長期目線で取り組む
詳しく見ていきましょう。
1. 強い筋肉痛のときは休む
強い筋肉痛が残っているときは、無理せず休みましょう。
筋肉痛は筋肉が回復中に起こるものです。前日に負荷の高い筋トレを行うと、筋肉痛が強くでて回復に時間がかかります。
筋肉痛がある中で運動するときは、有酸素運動にとどめるか、筋肉痛ではない部位を筋トレしましょう。
筋肉の修復に必要なタンパク質やビタミンBを積極的に摂り、十分な睡眠を心がけます。
2. 空腹で運動しない
空腹状態で体のエネルギーが足りないと、血糖値の低下で体調不良になりやすいです。軽食を摂ってから運動を始めましょう。
軽食は筋肉の材料になるタンパク質と、エネルギー源になる糖質を取り入れます。乳製品・おにぎり・バナナなどを組み合わせるのがおすすめです。
トレーニングに集中するためにも、空腹で運動するのは避けましょう。
3. スケジュールを確認する
仕事や家庭で忙しい人は、ジムに通う時間が限られています。週何回ジムに通えるのか、入会前にスケジュールを確認しておきましょう。
週3日で通う場合、1回行ったら1~2日は筋肉の休息日を設けたいので、通える曜日も確認します。
週何回ジムに行けるかによって月会費で契約するのか、1回ごとに料金を支払うのか決めましょう。
月会費で契約した場合、週3日以上通えるならお得ですが、週に1日しか通えないと損をしてしまいます。
4. 長期目線で取り組む
筋トレの効果がでるまでには3か月以上かかります。短期間で結果を出そうとすると、挫折する要因になってしまいます。
時間はかかっても確実に筋肉量は増えるので、体の動きは良くなるでしょう。筋肉量が増えれば基礎代謝が上がり、太りにくい体に変わっていきます。
短期間で成果をだそうとせず、長期目線でスケジュールを立てることが大切です。
週何回ジムに通うかより習慣化と継続が大切
ジムは毎日通えばいいというわけではありません。週何回通うかはその人の体力や生活スタイルによります。
週3日から始めて慣れてきたら週4日に増やすなど、柔軟に考えましょう。
ジムに行くのが週1~2日でも、自重トレーニングを取り入れながら自宅で鍛えられます。追い込むより、習慣化する方が大切です。
週何回ジムに通うかで、筋肉の成長速度は違います。しかし週何回であっても、ジムでのトレーニングが習慣化できれば体は変わってきます。
運動を生活の中に取り入れながら、長期目線で成果を出していきましょう。
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