【ジムトレーナー監修】懸垂ができない原因5選!改善方法やおすすめトレーニングを解説

この記事では、懸垂ができない原因を5つ解説しています。原因を解明し、改善することで、誰でも懸垂ができるようになります。本コラムでは、懸垂ができるようになるためのトレーニングや筋トレする際の注意点を紹介しています。懸垂をできるようになりたい方や回数を増やしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「一回も懸垂ができないんだけど、筋力がないのかな…」
「そもそも懸垂ができない原因ってある?」
「懸垂をできるようにするためにはどうしたらいいの?」
このようなお悩みを抱えていませんか?

懸垂をいざしようとしたところ、思ったようにできなかった方が多いのではないでしょうか。中には、一回もできず、トレーニング自体を諦めようとしている方もいるでしょう。

懸垂ができないことには、何かしらの原因があります。改善点を見つけ対策することで、誰でも行えるようになるので安心してください。

この記事では、懸垂ができない方に向けて

  • 主な原因
  • おすすめのトレーニング
  • 注意点

などを解説します。

懸垂ができるようになり、引き締まった体を手に入れたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

懸垂が一回もできないのは恥ずかしいことではない

懸垂が一回もできないことに対して、コンプレックスを抱えている人もいるのではないでしょうか。しかし、恥ずかしがる必要はありません。

懸垂は、自分の体重を上半身の筋肉を使って持ち上げる筋トレです。高強度のトレーニングのため、自然と難易度が高くなります。そのため、普段から体を鍛えている人でないと、懸垂を行うのは困難です。

なお、トレーニングを重ねることで、いつかはできるようになります。具体的な練習方法は、本記事中の「懸垂ができるようになるためのトレーニング3選」にて解説しています。

【対処法あり】懸垂ができない原因5選

懸垂ができない原因は、主に以下5点です。

  1. 体重が重い
  2. 握力が弱い
  3. 筋力が不足している
  4. 体幹を使えていない
  5. 正しいフォームで行えていない

原因別に対処方法を解説します。

1. 体重が重い

懸垂ができない原因として、体重が重いことが挙げられます。

懸垂は、腕や背中の筋肉を使い体を持ち上げるトレーニングです。体重が重いと負荷がかかりすぎてしまい、体を引き上げられません。

適正体重をオーバーしている場合は、余分な脂肪を落とし、体重を減らしましょう。

なお、自分が適正体重かどうかを調べる際には、BMI(ボディマス指数)を計算するのがおすすめです。[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]の計算式で算出できます。

日本肥満学会が設定した基準は、以下の通りです。

  • 18.5未満:低体重(やせ)
  • 18.5以上25未満:普通体重
  • 25以上:肥満

BMIが25以上の方は、トレーニングだけでなく健康のためにも体重を落としましょう。

体脂肪を減らすためには、消費カロリー>摂取カロリーの状態にするように心がけます。減らしすぎても痩せにくくなるため、消費カロリーの約90%は摂るよう意識してみてください。

2. 握力が弱い

懸垂ができないのは、握力が弱いことが考えられます。バーを握り、体の重さを支えなければならないため、腕の力が必要です。

懸垂器具にぶら下がった際に、手がすぐに離れる場合は、握力が弱いといえます。ハンドグリップを使い、握力の強化を目指しましょう。手元に器具がない場合は、複数冊重ねた本を親指と4本の指で挟むように握ることでも代用できます。

なお、バーにぶら下がった際に、痛みを感じれば、リストストラップや専用グローブなどのアイテムを使うのもおすすめです。滑り止めの効果もあり、懸垂がやりやすくなるようサポートしてくれます。

3. 筋力が不足している

筋力が不足している状態では、懸垂を行うのは難しいです。

体を持ち上げるためには、以下の筋肉を使います。

  • 広背筋
  • 上腕筋
  • 上腕二頭筋
  • 上腕三頭筋
  • 三角筋

懸垂ができない方は、これらの筋力を向上させるところから始めましょう。

背中や腕などの筋肉を鍛えるには、腕立て伏せや背筋を行うのがおすすめです。専用の器具は必要なく、自宅で簡単にトレーニングできます。

4. 体幹を使えていない

懸垂ができない理由として、体幹を使えていない可能性があります。体の軸がブレると、力が分散してしまい体を持ち上げられません

懸垂をする際には、腕に力を入れる方が多くいますが、体幹を使うように意識しましょう。

なお、体幹が上手く使えない場合は、筋力が不足しているかもしれません。おすすめのトレーニングは「おすすめの体幹トレーニング7選&より効率良く鍛える3つのポイントを解説!」にて解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

5. 正しいフォームで行えていない

適正体重だったり、十分な筋力があったりしてもできないのは、正しいフォームで行えていないことが原因です。

フォームが間違っていると、懸垂に必要な筋肉を使えないためです。そのため、体を持ち上げられません。

懸垂をする際に、以下のことを行っていないかチェックしましょう。

  • バーを強く握りすぎている
  • 肩に力が入り、肩甲骨が寄せられていない
  • 手幅が狭すぎる・広すぎる

これらが原因となり、懸垂ができなくなっているかもしれません。トレーニングする際には、ひとつずつ注意して行ってみてください。

懸垂ができるようになるためのトレーニング3選

懸垂ができない人でも、練習を重ねることでできるようになります。こちらでは、おすすめのトレーニング方法を紹介します。

主に、以下3点です。

  1. 斜め懸垂
  2. ネガティブレップ
  3. ゴムバンド懸垂

各トレーニングのやり方や注意点を解説します。

1. 斜め懸垂

懸垂ができない人は、まず斜め懸垂を行いましょう。足を地面に付けて行うため、筋力が少ない方におすすめのトレーニングです。

<斜め懸垂のやり方>

  1. 手の甲を自分側に向け、バーを肩幅より広めに握る
  2. 足を地面に付けたまま肘を伸ばす、バーにぶら下がるイメージで体を斜めにする
  3. 肘を脇腹に付けるように曲げる
  4. 限界まで引き付けたら元の姿勢にゆっくり戻す
  5. 10回×3セットを目安に行う

広背筋や上腕筋など、通常の懸垂で使う筋肉を意識して行ってみてください。使い方が分かることで、この後のトレーニングの役に立ちます。

なお、斜め懸垂に慣れてきたら、体をさらに傾けましょう。負荷を強くすることで、筋力アップが期待できます。

2. ネガティブレップ

ネガティブレップとは、懸垂の体を下ろす部分をメインに行うトレーニングです。

<ネガティブレップのやり方>

  1. 手の甲を自分側に向け、バーを肩幅より広めに握る
  2. イスや台などを使用し、体を斜め前に持ち上げる
  3. 足を台から外し、肘をゆっくり伸ばす
  4. 台を使って、再び体を持ち上げ動作を繰り返す
  5. 7回×3セットを目安に行う

斜め懸垂と比べるとかなり強度が高くなるため、始めの内はできない可能性もあります。無理をしすぎず、トレーニングを少しずつ重ねていきましょう

3. ゴムバンド懸垂

ゴムバンド懸垂は、懸垂用のゴムバンド・チューブを使用したトレーニングです。バンドが補助の役割をしてくれるため、懸垂の負荷を軽くできます。

<ゴムバンド懸垂のやり方>

  1. ゴムバンドをバーに取り付ける
  2. 片足をバンドに乗せ、もう片方の足を上に乗せて安定させる
  3. 手のひらを自分側に向け、バーを肩幅より広めに握る
  4. 顎がバーと同じ高さになるまで体を持ち上げる
  5. 限界まで引き付けたら元の姿勢にゆっくり戻す
  6. 10回×3セットを目安に行う

ゴムバンド懸垂では、いつも以上に正しいフォームを意識しましょうこのトレーニングができれば、通常の懸垂もできるようになります。

懸垂で得られる効果は?

懸垂ができるようになると、以下の効果を感じられます。

  • 筋力が向上する
  • 姿勢改善が期待できる
  • 基礎代謝が上がる
  • 肩こりの緩和が見込める
  • ボディメイクを行える

このように体に良い影響を与えたり、ダイエット効果が期待できたりします斜め懸垂やネガティブレップでも同様の効果を感じられるため、継続的にトレーニングを行ってみてください。

懸垂を行うメリットは「懸垂で得られる効果5選!1回もできない人向けにジムトレーナーが改善点を解説」にて、より詳しく解説しています。トレーニング効果を高める方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

懸垂を行うときの注意ポイント5選

懸垂を行う際には、以下5つのポイントに注意しましょう。

  1. 正しいフォームで行う
  2. 呼吸を止めずに行う
  3. 反動を使わない
  4. バーを強く握りすぎない
  5. 毎日は行わない

各項目について、順番に解説します。

1. 正しいフォームで行う

懸垂を行う際には、正しいフォームを意識しましょう。効果的に筋肉を鍛えられるためです。

懸垂の正しいフォームは、以下の通りです。

<懸垂の正しいやり方>

  1. 手幅は肩幅と同じくらいに取り、手のひらが自分に向くようにバーを握る
  2. 顎がバーと同じ高さになるまで体を持ち上げる
  3. 限界まで持ち上げたら、上体を2~3秒程度キープする
  4. 肘を伸ばしきらないよう、ゆっくりと元の姿勢に戻す

なお、フォームが崩れていると、ケガに繋がる可能性があります。そのため、正しいトレーニング方法を身につけましょう。

懸垂の正しいフォームについては「正しい懸垂のやり方をプロが解説!トレーニング方法や効果を高める5つのポイントとは?」にてより詳しく解説しています。バーの握り方など細かな部分についても紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

2. 呼吸を止めずに行う

懸垂をするときは、呼吸を止めずに行いましょう。

筋トレ中に呼吸を止めてしまうと、酸欠状態になります。その結果、トレーニングの効果が落ちたり、体や心臓に大きな負担がかかったりします。

懸垂をする際には、体を持ち上げるときに息を吐き、下ろすときに息を吸うように意識しましょう。

3. 反動を使わない

懸垂をするときに反動を使って行う方がいますが、好ましいトレーニング方法ではありません。鍛えたい筋肉に、アプローチできないためです。

反動を使って懸垂をすると、トレーニング効果が落ちてしまいます。背中の筋肉を使うイメージを持ち、勢いを付けずに行いましょう。

4. バーを強く握りすぎない

懸垂を行う際には、バーを強く握りすぎないように注意しましょう。腕に力が入り、本来鍛えるべき広背筋にアプローチできないためです。

バーを支えるイメージを持って行います。体を支えきれない場合は、ゴムバンドやチューブを使って補助するのがおすすめです。

5. 毎日は行わない

懸垂ができるようになりたいと思っても、毎日トレーニングすることは避けましょう。筋肉を鍛えるためには、休息日が必要だからです。

毎日トレーニングをすると、懸垂の効果が低くなったり、ケガのリスクが高まったりします。目安として、3日くらい間を開けて行うのが良いでしょう。

まとめ

懸垂ができない主な原因は、主に以下5点です。

  • 体重が重い
  • 握力が弱い
  • 筋力が不足している
  • 体幹を使えていない
  • 正しいフォームで行えていない

課題を明確にし、改善することで、誰でも行えるようになります。斜め懸垂やネガティブレップなどのトレーニングを行い、懸垂ができるようチャレンジしてみてください。

また、懸垂を行う際には、正しいフォームを意識しましょう。鍛えたい筋肉にアプローチでき、トレーニングの効果を高められます。

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