デッドリフトはダンベルでもできる!正しいやり方、効率良く鍛える4つのポイントを解説

「デッドリフトってダンベルでもできるの?」あなたはこんな疑問はありませんか?ダンベルさえあれば家でもデッドリフトはできます。 この記事では、ダンベルでデッドリフトをやりたい人に向けて、トレーニングの手順とポイントや効率良く鍛える秘訣を紹介していますので、ぜひご覧ください!

「デッドリフトってダンベルでもできるの?」
「バーベルと比べて効果は下がる?違いについて詳しく知りたい!」

こんな疑問はありませんか?

デッドリフトは、バーベルを扱うため道具もスペースも必要で、ジムでしかできないイメージがありますよね。

しかし、ダンベルさえあれば家でもデッドリフトはできます。

この記事では、ダンベルでデッドリフトをやりたい人に向けて、以下の内容をまとめました。

  • バーベルデッドリフトとの違い
  • トレーニングの手順とポイント
  • 効率良く鍛える秘訣

自宅でもガッツリ鍛えたいあなたは、ぜひ最後までご覧ください。

ダンベルデッドリフトとバーベルデッドリフトの違い

ダンベルデッドリフトは、バーベルより広背筋を鍛えやすいのが特徴です。

確かに、バーベルは重量があって負荷をかけやすいですが、可動域が少なく広背筋に効かせにくくなっています。

その点、ダンベルなら可動域が広くて広背筋を鍛えやすいので、トレーニングに慣れていない人にも適しているのです。

バーベルデッドリフトとダンベルデッドリフト。どちらが優れているということはなく、それぞれで鍛えやすい筋肉の部位が異なるので、上手く使い分けましょう。

ダンベルデッドリフトで鍛えられる部位

ダンベルデッドリフトで鍛えられる部位は、以下の通りです。

  • 広背筋
  • 脊柱起立筋
  • 大臀筋・ハムストリングス

それぞれの特徴について、順に解説します。

広背筋

広背筋は、肩甲骨のあたりにある筋肉です。

鍛えることで逆三角形の体を作ったり、骨盤を引き上げて姿勢を改善したりする効果が期待できます。

また、大きな筋肉なので筋肥大させやすく、代謝を高めて痩せやすい体を作るのにも役立ちますよ。

脊柱起立筋

脊柱起立筋は、背骨の両脇にある筋肉です。

背中にある筋肉ではもっとも大きく、トレーニングすることで背筋をまっすぐ保ち、正しい姿勢を維持するのに役立ちます。

大臀筋

大臀筋は、お尻にある大きな筋肉です。

見た目にもわかりやすい筋肉なので、鍛えることで美しいヒップラインを保ち、下半身の引き締めにも繋がります。

ハムストリングス

ハムストリングスは、太ももの裏側にある筋肉です。

非常に大きな筋肉で、鍛えることで太ももやお尻が引き締まり、さらに代謝の向上によるダイエット効果も期待できます。

ダンベルデッドリフトの手順、正しいフォームで行うポイント

前述の通り、ダンベルデッドリフトでは様々な部位を鍛えられます。

しかし、それは正しくトレーニングした場合の話です。この項では、正しい手順とポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

手順

ダンベルデッドリフトは、バーベルより負荷が軽めです。

しかし、それでも間違ったやり方をすると腰を痛めてしまいますので、フォーム最優先であることは変わりありません。

手順は以下の通りです。

  1. ダンベルを足元に置く
  2. ダンベルの下に、足をもぐりこませるような形をとる
  3. お尻を引いて、ダンベルを手に取る
  4. 腕を垂らしながら、ダンベルを上下させる
  5. 10回 × 3セット行う

重量設定

適切な重量は、トレーニングの目的によって異なります。

あなたの目的はダイエットか、それとも筋肥大のどちらでしょうか?

ダイエットが目的なら「回数」が大切。15〜20回くらいで限界になる重量に設定し、テンポ良くトレーニングしましょう。

筋肥大が目的なら「重量」が大切。6〜10回くらいで限界になる重量に設定し、しっかり追い込みましょう。

正しいフォームで行う4つのコツ

ダンベルデッドリフトを行う際は、以下の4点を意識しましょう。

  • 呼吸を整える
  • 肩甲骨を寄せる
  • 無理な重量で行わない
  • 背筋をまっすぐにする

それぞれ詳しく解説します。

呼吸を整える

どんなメニューでも、呼吸のタイミングは非常に重要です。

呼吸が整っていないと変な場所に力が入り、トレーニングのリズムが乱れてしまいます。

ダンベルデッドリフトを行う際は、ダンベルを持ち上げるときに息を吐き、下ろすときに吸うようにしてください。

肩甲骨を寄せる

ダンベルを引き上げるとき、しっかり肩甲骨を寄せましょう。

デッドリフトでは肩に力が逃げがちなので、肩甲骨を寄せ、広背筋や脊柱起立筋に負荷をかけることが大切です。

無理な重量で行わない

デッドリフトに限らず、適切な重量で取り組むことが大切です。

より大きな負荷を与えたい気持ちはわかりますが、無理な重量のダンベルを持っても、フォームが崩れてパフォーマンスが落ちてしまいます。

重量は、正しいフォームを保てる範囲内で設定しましょう。

背筋をまっすぐにする

背筋は常に真っ直ぐに保ちましょう。

ダンベルを持ち上げるときは猫背になってしまいがちですが、それが腰痛の原因になるので要注意です。

頭からお尻まで、一直線を意識すると腰を痛めるのを防げますよ。

ダンベルデッドリフトの効率を高める4つのポイント

ここまで、トレーニングのコツについて解説しました。

さらに効率を高めるには、これから紹介する4つのポイントを意識しましょう。

  • 筋トレ後3日は筋肉を休ませる
  • 筋肉痛の日はトレーニングしない
  • プロテインで栄養を摂取する
  • しっかり睡眠を取る

それぞれ詳しく解説します。

筋トレ後3日は筋肉を休ませる

効率良く鍛えるポイント1つ目は、筋肉を休ませること。

トレーニングによって傷ついた筋肉は、時間を置くことで修復され、以前よりも強くなっていきます。この仕組みは「超回復」と呼ばれており、かかる時間は以下の通りです。

部位 筋肉 回復にかかる時間
背中 広背筋 72時間
脊柱起立筋 72時間
ハムストリングス 72時間
お尻 大臀筋 48時間

超回復を考えると、ダンベルデッドリフトの後は3日間ほど筋肉を休ませるのが良いしょう。

筋肉痛の日はトレーニングしない

効率良く鍛えるポイント2つ目は、筋肉痛の日は痛む箇所をトレーニングしないこと。

筋肉痛は筋肉がまだ修復しきっていない状態なので、負荷を与えると回復が遅くなってしまいます。筋肉痛のときにトレーニングしても、十分なパフォーマンスは発揮できないでしょう。

特に、トレーニングに慣れていない人は筋肉痛が長引きやすいので、無理せず休むことをおすすめします。

プロテインで栄養を摂取する

効率良く鍛えるポイント3つ目は、きちんと栄養摂取すること。

超回復が行われるためには、もちろん栄養が必要です。タンパク質などの栄養素が不足していると、筋肉がなかなか成長しません。

必要な栄養素を食事でまかなうのは大変なので、プロテインを活用しましょう。

プロテインには、タンパク質以外にも、アミノ酸やビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれており、筋肉の成長を助けてくれますよ。

なお、プロテインには次のような種類があります。

  • ホエイプロテイン
  • カゼインプロテイン
  • ソイプロテイン

ホエイプロテインは吸収が早く、筋トレ直後の栄養摂取に最適です。

一方で、カゼインプロテインやソイプロテインは、吸収が遅い代わりに腹持ちが良く、ダイエットに向いています。

また、ソイプロテインならイソフラボンが豊富で、肌の張りを保つのにも役立ちますよ。

しっかり睡眠を取る

効率良く鍛えるポイント4つ目は、しっかり睡眠を取ること。

睡眠時間と筋トレは関係ないように感じるかもしれませんが、筋肉は主に寝ている間に修復されるため、睡眠不足だとトレーニングの効率は下がります。

理想的な睡眠時間は、およそ7〜8時間。これだけ確保することは難しくても、可能な限りたくさん寝るようにしたいですね。

ダンベルデッドリフトにおすすめのダンベル5選

自宅でダンベルデッドリフトをするなら、当然ダンベルが必要です。

この項では、どうやってダンベルを選べばいいかわからないあなたのために、おすすめを5つ紹介します。

  • ボディテック PEコーティングダンベル
  • Wout ダンベルセット
  • PROIRON ダンベル
  • 東急スポーツオアシス アジャスタブル ダンベル
  • Northdeer ダンベル

それぞれ順番に紹介していきます。

ボディテック PEコーティングダンベル

価格:5,286円〜

軽い重量で始めたい場合におすすめです。

このダンベルは複数の重りがセットになっていて、最大で1.25〜10kgまで調整できます。また、表面はPEコーティングによって柔らかい素材になっているため、家財を傷つける心配もありません。

ただし、デッドリフト用としては重量が軽め。本格的にトレーニングする人には物足りなくなるため、あくまで女性や筋力が少ない人向けになるでしょう。

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Wout ダンベルセット

価格:9,999円〜

バーベルとしても使える、ちょっと変わったダンベルです。

シャフトを入れ替えることでダンベルとバーベルを使い分けられるので、両方のデッドリフトをやりたい人に最適です。

重りを入れ替えることによって、5kg,10kg, 20kgの3つの重量を使い分けられます。

プレートが八角形になっていて転がりにくく、素材も柔らかいので、自宅で安心してトレーニングできるのも魅力です。

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PROIRON ダンベル

価格:6,980円〜

本格的にトレーニングしたいなら、こちらの商品がおすすめです。

重りは2.5kg, 5kg,10kgの3種類があり、片側で最大20kgまで増やせます。さらに、プレートを購入して重量を増やしたり、シャフトを追加してバーベルとして使えたりと、オプションが豊富なのもメリットです。

後で「重量が足りなくなった!他のダンベルにした方がよかったなぁ…」ということが起こりにくいのは嬉しいですよね。

初心者から上級者まで使える、オールマイティなダンベルセットです。

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東急スポーツオアシス アジャスタブル ダンベル

価格:20,800円〜

「いちいち重りを変えるのが面倒…。」

そんなあなたにおすすめしたいダンベルです。

少し変わった作りになっており、台座にセットしてアジャスターのダイヤルを回すだけで、簡単に重量を調整できます。なお、重さは4.5〜22.5kgの範囲内で変更可能。

これ以上重量を追加できないのと、高価なのがネックになりますが、とにかくトレーニングの時間を短くしたいなら最適です。

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Northdeer ダンベル

価格:16,999円〜

おしゃれなダンベルでトレーニングしたいなら、こちらの商品がおすすめです。

メッキによって高級感ある見た目に仕上がっており、トレーニングのモチベーションを高めてくれます。

また、シャフトにプレートを通す構造ではなく、プレート同士を締め込むという特殊な形式になっています。

ダンベルトレーニングをしていると、何度もプレートがガタついてイライラすることも少なくないですが、このダンベルならそのようなストレスもありません。

やや高価ですが、トレーニング中にラグジュアリー感を感じたい人には最適です。

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ダンベル以外におすすめの筋トレグッズ

自宅でデッドリフトを行うなら、ダンベル以外にも次のようなグッズがあればさらに快適にトレーニングできますよ。

  • トレーニングマット
  • パワーグリップ
  • パワーベルト

トレーニングマット

マットは、どんなトレーニングにも役立つ万能グッズです。

マットがあれば、ダンベルで床が傷ついたり、騒音が発生したりするのを防げます。周りが気にならなくなるので、筋トレにもより集中できますよね。

値段も安いので、1枚持っておいて損はありません。

パワーグリップ

パワーグリップも、マットと同じく万能グッズです。

ダンベルを直接持ってデッドリフトをすると、手の皮がめくれたり、手に痛みを感じてこなせる回数が減ったりしてしまいます。グリップがあればこれらを防ぎ、トレーニングのパフォーマンスを高めてくれますよ。

ジムに行く場合も、グリップを1つ持っておくと便利です。

パワーベルト

腰を守るために、パワーベルトもおすすめです。

パワーベルトを腰に巻きつけることで、背筋がしっかり固定され、正しいフォームでトレーニングしやすくなります。

まとめ|ダンベルデッドリフトを行う際は、自分に合った重量を選択しよう!

デッドリフトは、ダンベルで行っても十分に効果を発揮します。

トレーニングの際は、目的や筋力に合わせて重量設定することで、腰痛を避けつつ効率的に鍛えられますよ。

最後に、デッドリフトを正しく行うコツをおさらいしましょう。

  • 呼吸を整える
  • 肩甲骨を寄せる
  • 無理な重量で行わない
  • 背筋をまっすぐにする

どんなメニューでも、正しいフォームで行うことが最優先です。

デッドリフトは特に怪我をしやすいので、フォームを調整しつつ、焦らずじっくり取り組んでみてください!

このコラムでは、他にもダイエット・ボディメイクに関するお役立ち情報を発信しています。

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