「チューブを選ぶ基準がわからない」
「おすすめの筋トレ用チューブを知りたい」
「チューブでどうやって筋トレするの?」
こんな疑問や悩みはありませんか?
筋トレ初心者は、どうやってチューブを選べばいいのか、チューブでどんなトレーニングができるのかわからないですよね。
チューブはトレーニングの目的・負荷によって、正しい長さや強度を選ぶことが大切です。
この記事では、チューブの選び方やトレーニング方法がわからない人に向けて、以下の内容をまとめました。
- 筋トレ用チューブを使うメリット
- チューブを選ぶポイント
- おすすめの筋トレ用チューブ7選
- チューブを使った部位別筋トレメニュー
最後まで読めば、自分に合ったチューブトレーニングができるようになります。ぜひ参考にしてください!
筋トレ用チューブを使う5つのメリット
チューブを使った筋トレには、5つのメリットがあります。
- 怪我をするリスクが小さい
- 狙った部位を鍛えられる
- 負荷を変えられる
- コンパクトに収納できる
- 価格が安い
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
怪我をするリスクが小さい
チューブ筋トレのメリット1つ目は、怪我のリスクが小さいことです。
チューブはダンベルなどと違い、ある程度自分の筋力に合わせて伸縮してくれます。
ダンベルやケトルベルでは、無理な重さを持ち上げて体を痛めたり、落として怪我をしたりするリスクがあります。
その点、チューブなら比較的安全にトレーニングできるでしょう。
狙った部位を鍛えられる
チューブ筋トレのメリット2つ目は、狙った部位を鍛えられることです。
クランチでは腹筋、ワンハンドローイングでは広背筋といったように、トレーニングでは鍛えたい箇所を常に意識する必要があります。
チューブトレーニングはずっと負荷がかけ続けられるため、鍛えたい部位を意識しやすいです。
負荷を変えられる
チューブ筋トレのメリット3つ目は、負荷を変えられることです。
最適な負荷は、トレーニングの進捗によって変化します。
例えば、同じ10kgのダンベルでも、筋トレを1ヶ月続けた後では物足りなく感じてしまうこともあるでしょう。
チューブには様々な長さ、強度があり、自分に最適な負荷でトレーニングできます。
複数の長さや強度がセットになっている物を購入すれば、長く使えるでしょう。
コンパクトに収納できる
チューブ筋トレのメリット4つ目は、コンパクトに収納できることです。
チューブは筋トレグッズの中でも、特に収納性に優れていると言えるでしょう。
ダンベルやフラットベンチなど、筋トレグッズは意外に場所をとってしまいがちです。
ケーブルならほとんど場所を取らないので、あまり収納スペースがない場合でも扱いやすいでしょう。
価格が安い
チューブ筋トレのメリット5つ目は、価格が安いことです。
筋トレにハマってグッズを揃えていくと、数万円程度はあっという間になくなってしまうこともあります。
トレーニングウェアはもちろん、ダンベルやマット、フラットベンチを購入しようとすると、ある程度まとまったお金が必要です。
その点、チューブなら1,000円台から購入できます。
筋トレに予算をかけるつもりのない人でも、手に入れやすいと言えるでしょう。
筋トレ用チューブを選ぶ3つのポイント
一言でチューブといっても、物によって形状は大きく異なります。
これからトレーニングチューブを選ぶ人は、以下の3つのポイントを参考にすると良いでしょう。
- 強度は十分か
- 長さは十分か
- グリップは付いているか
強度は十分か
チューブを選ぶ際に、まず気にするべきは強度です。
筋トレにおいて、自分に合った負荷をかけることは非常に重要だからです。
強度は弱すぎても強すぎても、適切な負荷を与えられません。
強度に関しては、実物を確認するのが一番です。
「実店舗に見にいく暇がない」
「近くにスポーツ用品店がない」
こんな人は、複数の強度がセットになっているチューブを選ぶのがおすすめです。
長さは十分か
次に、チューブは長さも重要です。
長すぎるとトレーニングの邪魔になりますし、短すぎるとトレーニング自体ができません。
幅広いトレーニングに対応できるよう、長さの違う複数本のチューブを用意しておくのが良いでしょう。
また、一本のチューブで長さを調整できる物もあります。
グリップは付いているか
チューブの中には、グリップが付いている物もあります。
グリップが付いていると持ちやすい反面、トレーニングの自由度が下がってしまうデメリットもあります。
幅広いトレーニングに使うなら、グリップなしの方が適していると言えるでしょう。
また、グリップが着脱可能な物を選ぶのもおすすめです。
筋トレ用チューブのおすすめ7選
数ある筋トレチューブの中でも、特におすすめの物は次の7つです。
- フォールアウト STEADY トレーニングチューブ
- 4evershape トレーニングチューブ
- アルインコ マルチチューブ
- Eono トレーニングチューブ
- MIZUNO トレーニングチューブ
- EMPT トレーニングチューブ
- Ultrasport エクササイズバンド
強度や長さ、グリップの有無をもとに、自分に合ったトレーニングチューブを選びましょう。
フォールアウト STEADY トレーニングチューブ
価格:2,690円
幅広いメニューに対応できるチューブです。
強度は「4.5〜22.7kg」の5本セットで、グリップやドアアンカー、アンクルストッパーまで付属しています。
手軽なチューブトレーニングはもちろん、本格的に鍛えたい人にもおすすめです。
4evershape トレーニングチューブ
価格:3,080円
他の筋トレ器具と合わせて使いたいという人におすすめのチューブです。
他の器具と合わせられるようにカラビナが付属しており、様々な器具と合わせて使えます。
強度も4段階セットになっているため、幅広いトレーニングに対応できるでしょう。
アルインコ マルチチューブ
価格:968円
アルインコのマルチチューブは、ゴム自体がグリップになっていて握りやすさ抜群です。
手だけでなく足にも引っ掛けられるので、様々なトレーニングに活用できるでしょう。
また、コンパクトサイズで収納性が高いのもメリットです。
Eono トレーニングチューブ
価格:1,299円
Eonoのトレーニングチューブは、シンプルなリング状です。
段階の強度がセットになっており、自分にとってちょうど良い負荷でトレーニングできます。
また、裏面がざらざらしていて、滑り止めになっているのもポイントです。
グリップなしのチューブが良いという人におすすめです。
MIZUNO トレーニングチューブ
価格:900円〜
ハードなトレーニングを行いたい、という人におすすめのチューブです。
強度が3段階用意されており、重ねて使用することで高強度のトレーニングが可能です。
グリップやドアアンカーは付属していません。
付属品が必要ないという人は、MIZUNOのトレーニングチューブを選ぶと良いでしょう。
EMPT トレーニングチューブ
価格:3,480円
しっかりとした頑丈なチューブが良い、という人におすすめです。
EMPTのトレーニングチューブは、プロトレーナーが監修しており、カラー別に5段階の負荷を選べます。
値段よりも品質にこだわる人は、EMPTのトレーニングチューブを選んでみてはいかがでしょうか?
Ultrasport エクササイズバンド
価格:887円
複数の強度を使い分けたい人は、Ultrasportのエクササイズバンドがおすすめです。
ゴムバンド型で8分割になっており、それぞれに番号が振られています。持つ場所によって負荷を変えられるため、一本で長く使えます。
水洗いできるので、清潔感を保ちやすいのもメリットだと言えるでしょう。
ピンポイントで鍛える!チューブを使った部位別筋トレメニュー!
お気に入りのチューブが見つかったら、さっそくチューブを使ったトレーニングを実践してみましょう!
鍛える部位は、大きく分けて次の5つです。
- 腹筋
- 背中
- 脚・お尻
- 腕
- 胸
それぞれの部位で、初心者におすすめの筋トレメニューを2つずつ紹介していきます。
腹筋
腹筋は大きく腹直筋、腹斜筋、腹横筋の3つに分けられます。
シックスパックを作りたい人は腹直筋や腹斜筋、体幹を強くしたい人は腹横筋を鍛えると良いでしょう。
チューブを使ったトレーニングとして、チューブクランチとツイストアップを紹介します。
チューブクランチ
チューブクランチは、腹直筋をメインに鍛えられます。
腹筋を割りたい、お腹を凹ませたいという人におすすめのトレーニングです。
チューブクランチを行う手順は、以下の通りです。
- 仰向けに寝てひざを90度に曲げる
- 足の裏にチューブを引っ掛ける
- ひじを伸ばしてゴムチューブを握る
- ひざを曲げたまま上半身を倒す
- 上体をゆっくりと起こす
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- ひざは曲げたままにする
- 反動を使わず起き上がる
- 腹筋の収縮を意識して行う
ツイストアップ
ツイストアップは、腹斜筋をメインに鍛えられます。
横腹が気になる人や、お腹周りをスッキリさせたい人におすすめのトレーニングです。
ツイストアップを行う手順は、以下の通りです。
- ドアノブ等にチューブを引っ掛ける
- 腕を伸ばした状態でチューブを掴む
- チューブを引っ張りながら横に体をひねる
- 限界までひねったら、元の姿勢に戻る
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- ひねるときは息を吐き、戻すときは吸う
- 腹斜筋の収縮を意識して行う
- 体はゆっくりひねるようにする
背中
背中の中でも、特に大きな筋肉は広背筋です。
広背筋を鍛えることによって、逆三角形の体を作ることができます。
チューブを使ったトレーニングとして、ワンハンドローイングとチューブデッドリフトを紹介します。
ワンハンドローイング
ワンハンドローイングは、広背筋をメインに鍛えられます。
その他にも大円筋や僧帽筋など、幅広い筋肉に効果があるので、背中をまとめて鍛えたい人におすすめです。
ワンハンドローイングを行う手順は、以下の通りです。
- 片足でチューブを抑える
- 反対側の手でチューブを掴む
- そのまま肩と同じくらいまで後方に引っ張る
- ゆっくりと元に戻す
- 反対側も同じように行う
- 片側10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- やや前傾姿勢で行う
- チューブを戻すときは、負荷の抜けないところまでにする
- 引っ張ったときに広背筋への負荷を意識する
チューブデッドリフト
チューブデッドリフトは、広背筋や三角筋を鍛えられます。
全身を使ったトレーニングのため、背中を鍛えたい人だけでなく、ダイエット目的の人にもおすすめです。
チューブデッドリフトを行う手順は、以下の通りです。
- 足を肩幅くらいに開いて立つ
- 両足でチューブを抑える
- 腕をぶら下げた状態でチューブを掴む
- 肩甲骨を寄せるイメージでチューブを引き上げる
- ゆっくりと元の姿勢に戻る
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 背中が丸くならないようにする
- ひざがつま先よりも前に出ないようにする
- やや上を見ながら行う
脚・お尻
脚やお尻の大きな筋肉は、大腿四頭筋や大殿筋です。
美脚効果やヒップアップを狙っている人は、脚やお尻の筋肉を鍛えると良いでしょう。
チューブを使ったトレーニングとして、チューブスクワットとレッグカールを紹介します。
チューブスクワット
チューブスクワットは、大腿四頭筋などの下半身の筋肉に負荷をかけられます。
全身を使って行うトレーニングなので、ダイエットしたい人には最適だと言えるでしょう。
チューブスクワットを行う手順は、以下の通りです。
- 脚を肩幅くらいに開いて立つ
- チューブを両足で抑える
- チューブを首の後ろに回し、肩に引っ掛ける
- 太ももが床と水平になるまで腰を落とす
- ゆっくりと元に戻る
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の2つのポイントを意識しましょう。
- 背中が曲がらないようにする
- ひざがつま先よりも前に出ないようにする
レッグカール
レッグカールは、太ももの裏側のハムストリングスに効果があります。
太ももを引き締めたり、足の筋肉を強くしたりしたい人におすすめのトレーニングです。
レッグカールを行う手順は、以下の通りです。
- チューブを両足に通す
- 片足を固定して、後ろ足でバンドを引っ張る
- ゆっくりと元の位置に戻す
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の2つのポイントを意識しましょう。
- 前足を動かさないようにする
- ひざが曲がらないようにする
腕
腕の筋肉には上腕二頭筋・三頭筋と、前腕筋群があります。
力こぶを作りたい人は上腕二頭筋、二の腕を引き締めたい人は上腕三頭筋、前腕も太くしたい人は前腕筋群を鍛えましょう。
チューブを使ったトレーニングとして、チューブスクワットとレッグカールを紹介します。
チューブカール
チューブカールは、上腕二頭筋をメインに鍛えられます。
ダンベルでも同じことができますが、チューブの方が初心者には取り組みやすく、怪我のリスクも少ないでしょう。
チューブカールを行う手順は、以下の通りです。
- 足を肩幅くらいに開いて立つ
- 足でチューブを抑える
- 手のひらを上にしてチューブを持つ
- そのまま肩のほうに引きつける
- ゆっくりと元に戻す
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 上半身をそらさない
- 反動を使って持ち上げない
- ひじを動かさないようにする
フレンチプレス
フレンチプレスでは、上腕三頭筋を鍛えられます。
二の腕をしっかり引き締めたい人に、おすすめのトレーニングです。
フレンチプレスを行う手順は、以下の通りです。
- 両足でチューブを抑える
- 頭の真上でチューブを握る
- チューブを後ろに下ろしていく
- 限界まで下ろしたら、ゆっくりと上げる
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の2つのポイントを意識しましょう。
- ひじを動かさないようにする
- 肩を動かさないようにする
胸
胸の中でも大きな筋肉は、大胸筋です。
大胸筋を鍛えることで、パンプアップして分厚い胸板を作れます。
チューブを使ったトレーニングとして、チューブプッシュとチューブフライを紹介します。
チューブプッシュ
チューブプッシュは、大胸筋や三角筋、上腕三頭筋を鍛えられます。
本来のプッシュアップは下げたときに負荷がかかりますが、チューブを加えることで上げるときにも負荷を追加できます。
チューブプッシュを行う手順は、以下の通りです。
- チューブを背中に回して両手で持つ
- 手を肩幅くらいに開く
- つま先を立てて体を支える
- 胸が床につくギリギリまで体を下ろす
- ゆっくりと元に戻る
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の2つのポイントを意識しましょう。
- つま先を曲げないようにする
- 目線はやや前にする
チューブフライ
チューブフライは、大胸筋を集中的に鍛えられます。
大胸筋は大きな筋肉ですが、チューブの高さを変えることで、大胸筋の上部〜下部まで負荷をかけられます。
チューブフライを行う手順は、以下の通りです。
- ドアノブ等にチューブを引っ掛ける
- 引っ掛けた場所を背にして立つ
- 両手でチューブを掴み、両腕を前に閉じていく
- 限界まで前にしたら、ゆっくりと元に戻す
- 10回 × 3セット行う
トレーニングの際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 背中を軽く反った状態で行う
- 上部に負荷をかけるときは、チューブを下に掛ける
- 下部に負荷をかけるときは、チューブを上に掛ける
まとめ|チューブを使って、狙った部位をピンポイントで鍛えよう!
チューブを使えば、狙った部位をピンポイントで鍛えられます。
さらに、チューブはダンベル等と違って安価で、怪我をするリスクも小さいため、初心者に最適の筋トレグッズです。
チューブは、強度と長さ、そしてグリップが重要ですから、商品選定の際はこの3つのポイントを比較すると良いですよ。
トレーニング目的に合った自分にとってベストなチューブを購入し、狙った部位を効率的に鍛えていきましょう!
このコラムでは、他にもダイエット・ボディメイクに関するお役立ち情報を発信しています。
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