皮下脂肪が落ちる順番とその理由を徹底解説!気になる部位は何番目?

#post_excerptお腹まわりや顔などにつく皮下脂肪ですが、体の部位によって落ちる順番が決まっているのか気になる人も多いはず。結論、皮下脂肪は部位によって落ちる順番が決まっています。この記事では、皮下脂肪が落ちる順番や皮下脂肪を落とすポイントについてまとめています。

「皮下脂肪は部位によって落ちる順番が決まっているって本当?」

「皮下脂肪が落ちる順番に男女差はないの?」

「落ちる順番は意図的に変えられる?」

「皮下脂肪についていろいろ調べているけど、よくわからない」

皮下脂肪が落ちる順番について、このような悩みや疑問はありませんか?

ダイエット方法を調べていく中で、皮下脂肪という言葉に辿り着く方は多いはずです。

お腹まわりや顔など、体の様々な部位につく皮下脂肪。

自分だけでなく他人からも目につきやすい場所につくため、どうにかしたいと思うもの。

ダイエットをしていても、部位によっては痩せている感覚があるものの、落としたい部位だけ実感を得られないと感じることもありますよね。

そんな皮下脂肪ですが、体の部位によって落ちる順番が決まっているのかどうか気になる人も多いのではないでしょうか。

結論、皮下脂肪は部位によって落ちる順番が決まっています

この記事では、

  • 皮下脂肪をはじめとした体につく脂肪の種類
  • 皮下脂肪が落ちる順番に男女差はあるのか
  • 皮下脂肪はどの部位から順番に落ちるのか

上記を詳しく解説していきます。

皮下脂肪が落ちる順番を理解できるだけでなく、皮下脂肪を落とすポイントについてもまとめていますので、ぜひ、最後までチェックしてみてください!

体につく脂肪は大きく分けて2種類

 

まず、脂肪の中にも種類があることはご存じでしょうか。

自分だけでなく人の目にもつきやすく、ダイエットしたいという悩みの原因にもなる脂肪は大きく分けて2種類あります。

  1. 皮下脂肪
  2. 内臓脂肪

1つずつ解説していきます。

1. 皮下脂肪

皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下にある皮下組織という皮膚と筋肉の間につく脂肪のことを指します。

皮下脂肪は体全体につく脂肪ですが、おしりや太ももなどの下半身につきやすいです。

特に女性は、気にされる方も多いのではないでしょうか。

皮膚のすぐ下につくことで目に見えやすいため、皮下脂肪に対して悪いイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかし、皮下脂肪には役割があります。

外部からの衝撃に対するクッションの役割を担うことで、自分の体を守り体温を維持することができます。

皮下脂肪は悪いものであると思われがちですが、体にとって重要な存在でもあるのです。

2. 内臓脂肪

内臓脂肪とは肝臓や胃、腸などの周りにつく脂肪です。

内臓脂肪は溜まりすぎると、高血圧や高血糖を引き起こしてしまうので注意が必要です。

また、内臓脂肪は年齢を重ねるとともにつきやすくなります。

なぜなら、歳を重ねると基礎代謝量が低下してしまうからです。

中高年の方が「食べる量は変わらないのに、若い頃より太りやすくなっている気がする」と感じるのは、基礎代謝量の低下等によって内臓脂肪がつきやすくなるからと言えるでしょう。

脂肪の中でも落ちる順番がある

まず、脂肪の中で最初に落ちるのは内臓脂肪です。

お腹や顔などの、人の目につきやすい皮下脂肪は内臓脂肪の後に落ちるため、ダイエットを始めてすぐにはなかなか実感を得にくいかもしれません。

皮下脂肪は内臓脂肪と比べて落ちにくいため、スリムで理想的な体を作るためには、根気よくダイエットを続けていく必要があります。

お腹や二の腕等の、自分が落としたいと考えている部位の脂肪がなかなか落ちないと、モチベーションを保つのが難しいかもしれません。

しかし、脂肪が落ちる順番を理解しておけば、すぐに痩せたかどうかの実感を得られなくても、「今はまだ落ちる順番ではない」と、焦らずにダイエットを続けられるはずです。

パッと見外から目につきやすい脂肪は、落とすのに時間がかかることを事前に頭にいれておきましょう。

皮下脂肪が落ちる順番は男女で違う?

皮下脂肪が落ちる順番に男女差はありません。

ただ、皮下脂肪に限らず脂肪全体の話でいくと、一般的に男性の方が落ちやすいと言われています。

その理由は、男性と女性では脂肪のつき方が違うためです。

脂肪の中でも、男性は内臓脂肪がつきやすく女性は皮下脂肪がつきやすいという特徴があります。

皮下脂肪に比べて内臓脂肪の方が落ちやすいため、男性の方が脂肪が落ちやすいと言えるのです。

また、女性は年齢によっても皮下脂肪がつきやすい部位が変わります。

10代は頬や顎まわり、20代では太ももや下腹部のあたりに皮下脂肪がつきやすくなります。

30代になると皮下脂肪は二の腕やウエスト、40代からはお腹周りを中心につきやすいと言われています。

もちろん日々の生活習慣によっては、皮下脂肪がつく場所や順番も変わってきます

皮下脂肪が落ちる順番は「肝臓から遠い順」

脂肪には落ちる順番があるように、皮下脂肪の中にも部位によって落ちる順番があります。

結論から言うと、皮下脂肪は肝臓や脳から遠い順に落ちていきます

理由としては、体の機能に影響が出にくい所から、脂肪が落ちる構造となっているからです。

体型を維持するという点ではマイナスに思える脂肪ですが、体にとって重要な働きを担っているのも事実

そのため、肝臓や脳に影響が出にくいように、それらの機能から離れた部位から脂肪は落ちていくのです。

具体的に皮下脂肪が落ちる順番を、部位ごとに見ていきましょう。

  1. ふくらはぎ
  2. 太もも
  3. お腹、ウエスト
  4. お尻

一つずつ解説していきます。

皮下脂肪が落ちる順番1:ふくらはぎ

ふくらはぎは、比較的早いタイミングでダイエットの実感を得られる部位です。

ただし、男性の場合、ダイエット方法によっては筋肉太りをしてしまう可能性があります。

女性は、筋トレによる筋肉太りの可能性は少ないのですが、ふくらはぎの脂肪を燃焼できていないと筋肉太りに繋がります。

ふくらはぎは普段から使用する機会が多く、疲労が溜まり筋肉が硬くなることで太くなってしまうからです。

「体重は順調に減ってきているのに、なぜかふくらはぎは細くなるどころか、太くなっている気がする」と感じたら注意が必要です。

皮下脂肪が落ちる順番2:肩

次に皮下脂肪が落としやすいのがです。

肩や二の腕は、足や腕と比べると、普段の生活では意外と使わない部位と言えるのではないでしょうか。

その結果、皮下脂肪がつきやすく太くなりやすい部位となるのですが、筋肉をつけることで痩せやすい部位でもあります。

皮下脂肪が落ちる順番3:太もも

痩せたい部位の1つとして太ももを挙げる女性は多いですが、残念ながら太ももの脂肪はそう簡単には落ちません

太ももは肝臓に近いため、脂肪が溜まりやすい部位です。

ふくらはぎや肩と比較しても、太ももは皮下脂肪が落ちにくいとも言われております。

直接動かす頻度が少ないことがその理由です。ダイエットにも根気が必要となります。

皮下脂肪が落ちる順番4:胸

胸につく脂肪も体の部位の中では落ちにくい部類と言えます。

男性の場合は、筋力の低下やリンパの流れが悪くなることで胸に脂肪がつきやすくなります。

女性の中には、胸の大きさを維持しながら痩せたいと考える方もいるはずです。

しかし、胸の大きさを維持しながら余分な脂肪だけを落とすことは難しいと言えるでしょう。

胸は発達した乳腺を守るために、脂肪がつくことで大きくなります。

ダイエットをして脂肪を落とそうとする以上、胸が大きくなる仕組みに抗うことになるためです。

皮下脂肪が落ちる順番5:お腹、ウエスト

お腹やウエストにつく皮下脂肪は、生きていく上で大切な臓器を守る役割を担っているため、落ちにくい性質があります。

特に女性の場合は、お腹周りに脂肪がつくことで子宮が守られるため、脂肪がつきやすい反面、落ちにくくなります。

ダイエットに取り組んでいる多くの方が、お腹とウエスト周りの脂肪を落とすことを目的とされているかもしれません。

しかし、体の構造上、残念ながらお腹やウエストの脂肪を真っ先に落とすことはできません。

皮下脂肪が落ちる順番6:お尻

お尻も肝臓などの臓器から近く、普段の生活でも頻繁に動かす部位ではないため、脂肪が落ちにくい部類と言えます。

お腹やウエスト同様、気になる方も多いはずですが、脂肪を落とすためには根気強くダイエットを続けていく必要があります。

皮下脂肪が落ちる順番7:顔

顔についた脂肪は自分だけでなく他人の目にもつきやすいため、早く落としたいと考える人は多いでしょう。

しかし、は肝臓などの臓器から離れていますが、脳に近いため、お腹やウエスト、お尻と比べても脂肪が落ちにくいのです。

顔の脂肪は、衝撃を受けた時に脳を守る役割を担っています。

上記の通り、皮下脂肪は肝臓などの臓器や脳から離れた順番に落ちやすい反面、臓器や脳に近い部位からつきやすくなります

皮下脂肪が落ちる順番は変えられる?

皮下脂肪が落ちる順番を変えることは、基本的にはできません。

皮下脂肪は生活していくために重要な役割を担っています。

臓器や脳に近い部分は、生命の維持のために脂肪を落とす動きが慎重になることから、他の部位と比べて皮下脂肪が落ちにくくなります

また、部位によっては普段の生活で動かす機会に差が出やすくなることもあり、皮下脂肪が落ちる順番を変えるのが難しいのです。

ですので、「お腹だけ痩せたい」「顔だけ痩せたい」などの部分痩せも、基本的には出来ないと考えるべきでしょう。

皮下脂肪を落とす3つのポイント

ここからは皮下脂肪を落とす順番を意識した上で、具体的に皮下脂肪を落とす方法をご紹介します。

ポイントは下記の3つです。

  1. 摂取カロリーを意識した食事
  2. 脂肪を燃焼させるための運動
  3. 生活習慣の見直し

それぞれ解説していきます。

1. 摂取カロリーを意識した食事

1つ目は食事です。

食事で主に気をつけるべき点は、

  • 栄養バランス
  • カロリー

この2つです。

まず、栄養バランスですが、タンパク質ビタミンB群食物繊維などの栄養素をバランスよく摂取しましょう。

タンパク質だけ多めに摂取するなど、偏りが出てはいけません。

また、栄養バランスの他に、カロリーにも気を遣う必要があります。

カロリーには、1日で必要な目安の数値があります。

一般的に、成人男性の場合は2,000~2,400kcal、成人女性の場合は1,400~2,000kcalと言われています。

普段の食事における摂取カロリーは、この基準内に抑えられると良いでしょう。

カロリー計算をしながら食事ができればベストですが、難しい場合は油を使った食べ物や甘いものを避けるように心がけてください。

また、カロリーを意識して食事制限を行う方もいるかもしれませんが、極端な食事制限は控えましょう。

食事制限を行うことでストレス増加に繋がることもあり、かえって太りやすくなる可能性もあるためです。

2. 脂肪を燃焼させるための運動

2つ目は運動です。

皮下脂肪を落とすことができる運動には、様々な種類があります。

中でも、自宅でできる筋トレがおすすめです。

筋トレには専用の器具を使わなくてもできる簡単な種目もあるため、初心者の方でも気軽に始めることができます。

また、筋トレ後に有酸素運動を行うこともオススメです。

筋トレをすると成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは脂肪の分解を助ける働きがあるため、基礎代謝が高まります。

その後、有酸素運動と組み合わせることで、効率よく脂肪を燃焼させることができるのです。

具体的にはウォーキングやランニング、水泳などがその一例です。

その他にも、家の庭などで手軽にできる運動としては縄飛びなどがあります。

3. 生活習慣の見直し

3つ目は生活習慣の見直しです。

体についた皮下脂肪を落とすためには、基礎代謝を高めることが重要です。

例えば、お風呂に入る時はシャワーだけでなく、湯船にしっかりと浸かりましょう。

日頃、時間短縮のためにシャワーだけで済ませてしまう人もいるかもしれません。

ですが、湯船にしっかりと浸かることで血流が良くなり、代謝を高めるだけでなく、むくみの解消にも繋がります。

また、7時間以上の睡眠を取ることで、脂肪を落とすためのホルモンの分泌を増やすこともできます。

まとめ: 皮下脂肪の落ちる順番を理解した上で、根気強くダイエットを続けよう!

皮下脂肪は、お腹、ウエスト、顔などの一般的に落としたいと悩む部位ほど、落ちるまでに時間がかかります。

生命を維持するために肝臓や脳に近い部位は、脂肪を落とす動きも慎重になるためです。

この記事では、皮下脂肪が落ちる順番について解説してきましたが、まとめると以下の通りです。

  • 最初に落ちるのは肝臓や胃、腸などの周りにつく内臓脂肪
  • 脂肪の落ちる順番に男女差はない
  • 皮下脂肪が落ちる順番は肝臓から遠い順
  • 皮下脂肪を落とすポイントは食事、運動、生活習慣

皮下脂肪が落ちる順番を理解することで、ダイエットの効果をすぐに実感できなかったとしても、焦りはなくなるのではないでしょうか。

目につきやすい部位ほど、皮下脂肪を落とすまでには時間がかかります

しかし、食事、運動、生活習慣の見直しを行うことで皮下脂肪を落とすことができれば、より充実した日々を過ごすことができるかもしれません。

周りから憧れの眼差しを得られたり、自分の体に自信がつき、前向きな生活を送ることもできるでしょう。

理想の体を手にいれて充実した生活を送るためにも、皮下脂肪を落とすためのダイエットは、長く根気よく続けていきましょう!

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