【レシピあり】脂肪燃焼スープ5つのダイエット効果!痩せるコツも紹介

脂肪燃焼スープのレシピやおすすめのダイエット活用法を紹介しています。ダイエット中の食事を考えるのが面倒くさい方や上手く食事制限ができない方は、読む価値ありの内容です。管理栄養士が推奨する続けやすいダイエットで、理想の体を手に入れませんか?

「ダイエットにおすすめのスープってなんだろう?」
「脂肪燃焼スープの作り方が知りたい!」
「どんな効果があるのか気になる」

ダイエット中の食事に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

いろいろな栄養素を摂らないといけないし、カロリーも気にしなくてはいけない。難しく感じてストレスになっていませんか?

そんなあなたにおすすめしたいのが脂肪燃焼スープです。毎日の食事に取り入れるだけで、ダイエットを後押しする栄養素を補えます

この記事では栄養のプロである管理栄養士が、

  • 脂肪燃焼スープの効果
  • レシピ
  • 脂肪燃焼スープダイエットのやり方
  • 注意点と対策

についてくわしく解説します。

健康的に痩せるための情報が詰まっているので、ぜひ参考にしてください。

ダイエットにおすすめ「脂肪燃焼スープ」とは

脂肪燃焼スープとは、脂肪燃焼作用をもつトマトを使ったスープのことです。もともとは病院で考案され、手術前に減量が必要な患者に提供されていました。

つまり、脂肪燃焼スープは

  • 医療機関で生まれた
  • 体脂肪を短期間で落とすことが目的

という痩せるために開発された信頼性の高いスープということですね。

脂肪燃焼スープはダイエットにおすすめ!5つの理由

脂肪燃焼スープがダイエットにおすすめの理由は5つあります。

  1. 低カロリー
  2. 食物繊維が摂れる
  3. 血糖値が上がりにくい
  4. 脂肪の燃焼を促進する
  5. 内臓の負担が少ない

くわしく解説していきます。

理由1. 低カロリー

脂肪燃焼スープは低カロリーです。摂取カロリーが少なければ消費カロリーの方が多くなりやすく、体脂肪は分解されます。

例えば、いつも朝食にメロンパンを食べていると仮定しましょう。

脂肪燃焼スープとメロンパンのカロリーを比べると、

  • 脂肪燃焼スープ・・・51kcal
  • メロンパン・・・360kcal

※一食あたり

300kcalもカロリーカットできていますね。

もしも一か月間継続すれば、300×30=9000kcalとなり、体脂肪を約1kg落とすことができます

※体脂肪1kg=7200kcalの消耗が必要

脂肪燃焼スープを高カロリーな食事と置き換えるとスムーズに減量できます。

理由2. 食物繊維が摂れる

脂肪燃焼スープは野菜だけで作るので、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維によるダイエットのサポート効果は以下の通りです。

  • 腸内環境が整い、代謝が上がる
  • 体脂肪が増えにくくなる

腸はさまざまな栄養素が吸収される場所です。食物繊維によって腸内環境が整えば、栄養素の吸収効率も良くなり、代謝は上がります。

また食物繊維は糖質や脂質の吸収を緩やかにする働きもあります。糖質や脂質は体脂肪の材料です。食物繊維で吸収をコントロールできれば、体脂肪の増えにくい体になります。

理由3. 血糖値が上がりにくい

脂肪燃焼スープは血糖値が緩やかに上昇します。血糖値が上がりにくくなると、ダイエット効果を感じやすくなります。

糖質によって体脂肪が増えるメカニズムは以下の流れです。

  1. 糖質を摂る
  2. 血糖値が急激に上昇
  3. インスリンが大量に分泌
  4. 余分な糖質を体脂肪に変換・貯蓄

結果、糖質の多い食品を食べ過ぎると太るのです。

その点脂肪燃焼スープは糖質が少ないので、血糖値が上がりにくいです。

脂肪燃焼スープであれば、お腹いっぱい食べても体脂肪は増えません。

理由4. 脂肪の燃焼を促進する

脂肪燃焼スープは脂肪の燃焼を促進する作用があります。

まず、トマトや玉ねぎなど血流を整える栄養素をもつ野菜が多いです。血流が整えば代謝も良くなるので、消費カロリーが上がって体脂肪を分解しやすくなります。

またトマトは「13-oxo-ODA」が含まれていると京都大学の研究で報告がありました(※)。「13-oxo-ODA」は脂肪の分解を促す成分です。

とくにトマトの加工食品に多く含まれるため、生のトマトよりもトマトジュースの方が効率良く摂取できます。

※参照:京都大学「トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見」

理由5. 内臓の負担が少ない

脂肪燃焼スープは内臓への負担が少ないです。エネルギー源である三大栄養素(たんぱく質・脂質・糖質)をほとんど含んでいないためです。

食べ過ぎで高脂質・高糖質・高たんぱく質な食事が続くと内臓が疲れてしまい、代謝が落ちます。この状態では、食事や運動を頑張っても思うようなダイエット効果は得られないでしょう。

脂肪燃焼スープでたまった内臓の疲れを軽減できれば、代謝が良くなりダイエット効果も感じやすくなります。

簡単!脂肪燃焼スープのレシピ

さまざまなダイエット効果がある脂肪燃焼スープは、材料さえ用意すれば煮込むだけで作れます。紹介するのは管理栄養士おすすめのレシピです。ぜひ作ってみてください。

材料 /作りやすい分量

  • 玉ねぎ 3個
  • パプリカ 1個
  • セロリの茎 1本
  • キャベツ 1/2玉
  • ブロッコリー 1/2株
  • トマトジュース 500ml
  • 固形コンソメ 2個
  • 塩・コショウ 適量
  • オールスパイス(好みによる)

作り方

  1.  野菜はひと口サイズにカット
  2. 深めの鍋にブロッコリーを除く全ての野菜を入れ、水50mlを加える
  3. 蓋をして弱火で10~15分程度加熱する
  4. 野菜がしなっとしたら、トマトジュースとブロッコリーを入れる
  5. 蓋をしてさらに10分ほど加熱
  6. ブロッコリーに火が通ったら塩・コショウ、オールスパイスで味を整えて完成

管理栄養士推奨!脂肪燃焼スープダイエットのやり方

脂肪燃焼スープを使ったダイエットプログラムがあります。
まず一般的な脂肪燃焼スープダイエットプログラムは以下の内容です。

1日目:スープ+バナナ以外のフルーツ

2日目:スープ+とうもろこし以外の野菜
※夕食のみベイクドポテトOK

3日目:スープ+野菜+フルーツ

4日目:スープ+バナナ3本+スキムミルク500m
※無脂肪牛乳に代用可

5日目:スープ+赤身肉or魚350g〜700g+トマト

6日目:スープ+牛肉+野菜

7日目:スープ+玄米+野菜+フルーツジュース

ご覧の通り、スープだけしか食べられない日や食材の指定があるなど、制限が厳しいです。短期間とはいえ過度な食事制限は体調に悪影響がでることもあり、おすすめできません。

そこで、この記事では管理栄養士が推奨する脂肪燃焼スープダイエットを紹介します!

とくに厳しい制限やスケジュールなどはありません。

以下3つのルールだけは必ず守りましょう。

  1. できる限り毎食、食前に食べる
  2. 夕食は主食の代わりに脂肪燃焼スープを食べる
  3. アルコール・甘い飲料は禁止

上から詳しい内容を説明します。

1. できる限り毎食、食前に食べる

脂肪燃焼スープは、食前のタイミングで毎食食べるようにしましょう。

理由は2つです。

  • 血糖値の上昇が緩やかになるから
  • 満腹感を得やすいから

食前に脂肪燃焼スープを食べると、血糖値があがりにくくなります。結果インスリンの分泌量が抑えられるため、体脂肪は増えません。

また脂肪燃焼スープは食物繊維と水分を多く含みます。食前に食べるとお腹がある程度満たされるので、自然に食事量を調整できるようになります。

2. 夕食は主食の代わりに脂肪燃焼スープを食べる

より減量効果を感じたい場合は、夕食の主食の代わりに脂肪燃焼スープを飲みましょう。3食のうちでもっともボリュームが増えやすい夕食を置き換えれば、カロリー・糖質を大幅にカットできます。

例えば、ハンバーグ定食を食べる場合。白ご飯を食べたときと脂肪燃焼スープに置き換えたときでカロリーと糖質を比べてみましょう。

  • ハンバーグ定食(ご飯・ハンバーグ・サラダ・味噌汁):710kcal、糖質88g
  • 脂肪燃焼スープに置き換え(スープ・ハンバーグ・サラダ):450kcal、糖質12g

主食の白ご飯を脂肪燃焼スープに置き換えるだけで、260kcal・糖質76gカットできます。

3. アルコール・甘い飲料は禁止

アルコールや甘い清涼飲料水は余分なカロリー・糖質摂取につながります。基本的に飲まないようにしましょう。

脂肪燃焼スープは食べるだけで痩せるような魔法のスープではありません。脂肪燃焼スープダイエットを妨げないため、水分は水かお茶で補給するとベターです。

脂肪燃焼スープダイエット3つの注意点

ダイエットにおすすめの脂肪燃焼スープダイエットは、正しくやれば痩せます。

成功させるためにも、次の3点に注意しましょう。

  1. リバウンドしやすい
  2. 飽きやすい
  3. 長時間の継続はリスクあり

順にくわしい内容を確認しましょう。

1. リバウンドしやすい

脂肪燃焼スープだけを食べるなど、過激なダイエットはリバウンドしやすいです。

とくに一般的な脂肪燃焼スープダイエットは制限が強く、食事を元に戻せば簡単にリバウンドするでしょう。取り組む場合、1週間が終わったあとの食生活は徐々に戻すようにしてください。

管理栄養士推奨の脂肪燃焼スープダイエットであれば継続しやすいため、リバウンドも少ないです。

2. 飽きやすい

脂肪燃焼スープは味に飽きやすいです。「飽きたからもう食べたくないな…」と思うと継続できなくなってしまうので、うまく味変して楽しめるようにしましょう。

おすすめはカレー粉やガーリック粉などを使ったアレンジです。たまには肉団子を入れたり白身魚を入れたりすると、栄養価も上がって一石二鳥。

飽きてきたときは調味料や食材で工夫してみましょう。

3. 長期間の継続はリスクあり

一般的な脂肪燃焼スープダイエットは食事の制限が強いです。そのため期間の継続は健康に害がでる恐れがあります。

また記事内で紹介した脂肪燃焼スープダイエットも、やってみて自分に合ってないなと思ったら無理して継続するのはやめましょう。無理に食事を制限すると、我慢しきれなくなってドカ食いに走ってしまう傾向があるからです。

極端な制限をしなくとも、アンダーカロリーを守り栄養バランスを考えた食事を食べていれば、必ず痩せます。無理な食事制限は体も心も削れるので、長期間続けないようにしてくださいね。

まとめ

ダイエット中におすすめの脂肪燃焼スープについて解説しました。大切なポイントを復習しましょう。

  • 病院で考案された減量のためのスープ
  • トマトは脂肪燃焼成分を含んでいる
  • 食前に食べると食欲・血糖値をコントロールできる
  • お腹の調子を整えられる

脂肪燃焼スープはダイエット中の食事バランスを整えるときに必ず役に立ちます。一回作るとたくさんできるので、普段野菜を食べる機会がないダイエッターさんにはとくにおすすめです。

毎日の食卓に脂肪燃焼スープを取り入れて、食事バランスを上手に整えていきましょう。

このコラムでは、他にもダイエット・ボディメイクに関するお役立ち情報を発信しています。ぜひ他の記事も参考にしてください。